【健康】あと少しの暑さを乗り切ろう!気温30度で感じる暑さの理由とは?

【健康】あと少しの暑さを乗り切ろう!気温30度で感じる暑さの理由とは?

 

 

おはようございます

 

 

院長のさとるです

 

 

今日は、令和6年8月27日 火曜日です

 

 

台風が近づいてきてますね💦台風情報が刻々と変わってますね(>_<)

 

 

 

 

今日の天気は曇りで降水確率が75%、最高気温が33度の予報です

 

 

ここのところ、朝夕の気温が下がってきて過ごしやすくなってきましたが、日中は蒸し暑さがまじった暑さで、早く涼しくなっほしいという声を聞きます

 

 

今日は、私たちが普段感じる「暑さ」について、少し掘り下げて考えてみたいと思います。特に、

 

 

どうして体温が36度であるにもかかわらず、気温が30度を超えると「暑い」と感じるのか?

 

 

その理由を体温調節のメカニズムや皮膚の働きとともに詳しくお話したいと思います

 

 

 

 

まず、私たちの体温は通常、約36度から37度に保たれています。この体温は、体内の酵素が最も効率よく働ける温度であり、生命活動を維持するために極めて重要です。人間の体は、体温を一定に保つためにさまざまな仕組みを備えています。これらの仕組みがうまく働いているからこそ、私たちは体温が36度台で安定しているのです。

 

 

しかし、外気温が体温に近づく、例えば気温が30度を超えてくると、私たちは「暑い」と感じるようになります。この暑さの感覚は、ただ単に気温が高いからというだけでなく、私たちの体がどのように熱を処理しているか、またその処理能力がどのように限界に達しているかによって決まります

 

 

まず、私たちの体がどのように熱を放散しているのかを理解するためには、皮膚の役割について知る必要があります。

 

 

皮膚は、人間の体の外部を覆う最大の臓器であり、外部環境との間で熱のやり取りを行う重要な役割を担っています。この皮膚は表皮、真皮、そして皮下組織の三つの主要な層から構成されています

 

 

 

 

1.表皮は、皮膚の最も外側に位置し、外部からの刺激や感染から体を守るバリアの役割を果たしています

2.真皮には、汗腺、皮脂腺、血管、神経が豊富に存在しており、体温調節の中心的な役割を担っています

3.皮下組織は、主に脂肪組織から成り、体を保温する役割を果たしています。 体温が上昇すると、真皮にある血管が拡張し、体内の熱が皮膚表面へと運ばれ、そこから外部に放散されます。また、汗腺が活発に働き、汗を分泌します。この汗が皮膚表面で蒸発する際に、体内の熱を奪い、体温を下げる効果が得られます

 

 

さて、気温が30度以上になると、皮膚と外気との温度差が非常に小さくなり、体内の熱を外部に放散する効率が大幅に低下します。通常、外気温が体温よりも低い場合、皮膚を通じて体内から外部に熱が効果的に放散されます。しかし、気温が30度を超えると、皮膚からの熱放散がうまく行えなくなり、体内に熱がこもりやすくなります。これが、私たちが「暑さ」を感じる主な原因です

 

 

さらに、湿度が高い場合、この問題はさらに深刻になります。湿度が高いと、皮膚表面に分泌された汗が蒸発しにくくなります。汗が蒸発することで体温を下げる効果があるため、蒸発が妨げられると、体温調節がうまくいかなくなります

 

 

結果として、体温がさらに上昇し、肌が「熱の出入りを感じない」状態になります。これが、いわゆる「蒸し暑さ」の原因です

 

 

最近の蒸し暑さもこの仕組みで感じているのですね

 

 

こんな暑さの時、風が吹いたり、扇風機にあたると涼しく感じますよね。それは、風によって汗の蒸発が促進され、皮膚からの熱放散が効果的に行われるからです。これにより、体温が下がり、暑さが和らぐことになります

 

 

 

 

しかし、無風状態や風が弱い場合、皮膚からの熱放散が阻害され、体内に熱がこもりやすくなるため、このような状況では、皮膚が熱を外部に放散する能力が限界に達し、暑さを一層強く感じることになります

 

 

さらに、長時間にわたって高温の環境にさらされると、皮膚の感覚神経が温度変化に対して鈍感になることもあります。これは、皮膚が高温に適応しようとする過程で起こり、この適応により、皮膚が熱の出入りを感じにくくなり、結果として体温調節がうまくいかなくなります。この状態では、体温が上がりやすくなり、身体が過剰に暑さを感じるようになります💦

 

 

以上のように、私たちが気温30度で暑さを感じる理由は、皮膚が持つ体温調節機能が外気温に近づくことで限界に達しやすくなるためです。外気温が体温に近づくと、皮膚からの熱放散が難しくなり、体内に熱がこもりやすくなるからです

 

 

また、湿度や風の影響も皮膚の冷却効果に大きく影響を与えます。特に、湿度が高いと汗の蒸発が妨げられ、熱が体内にこもりやすくなります。 こうした暑さを感じるメカニズムを理解することで、私たちはより効果的に暑さ対策を講じることができます

 

 

例えば、冷房だと冷えすぎる場合には扇風機の風を上手く使って暑さをしのいだり、冷房と扇風機を同時に使って室内の温度や湿度を適切に管理することや、水分補給をこまめに行い、体内の水分バランスを保つことが重要です

 

 

 

 

また、外出時は直射日光を避け、風通しの良い服装を選ぶことで、皮膚からの熱放散を助け、暑さを和らげることができます

 

 

みなさんも、あと少しの暑さに備えて、体温管理に十分注意を払いながら、快適に過ごしていただければと思います。

 

 

ということで、

今日も楽しく健やかに参りましょう(^^♪

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