【健康】【妊活】血流を改善するだけではだめ!?その先の〇〇を改善することが重要!
おはようございます。
今日は、令和6年2月16日 金曜日です。
今朝は雨が上がり、寒さも和らぎましたね。
でも、曇り空で湿度がまだありそうなので、少し身体の動きが緩慢気味ですね。
これは、湿度が高いと私たちの身体の自律神経は副交感神経に偏り気味で、この場合、血流もほんの少し緩慢になっています。💦
血液の流れが良いと健康に良いとされていますが、血液が体中に行き渡っても、それだけで細胞に必要な栄養や酸素が届くわけではありません。
実際に、細胞が必要とする栄養や酸素は、毛細血管から「染み出た」体液に含まれています。
この体液は「細胞間リンパ液(細胞間質液)」と呼ばれ、細胞の新陳代謝に欠かせません。
この細胞間リンパ液の代謝が悪くなると、さまざまな症状や疾患が引き起こされる可能性があります。
今回は、この「細胞間リンパ液」に焦点を当ててお話ししたいと思います。
通常、「リンパ液」と言うと、リンパ管内を流れる液体を指します。リンパマッサージは、このリンパ管内の液体の流れを促進するためのものです。
しかし、細胞間リンパ液とは、リンパ管に入る前の液体のことです。
火傷の水疱や膝の浮腫、アトピー性皮膚炎での浸出液などがこれに当たります。
通常の人間の血液量は約4〜5リットルですが、細胞間リンパ液はその2〜3倍の10〜12リットルもあります。※めっちゃ多い
この細胞リンパ液には、「栄養素」、「酸素」、「免疫細胞」などが含まれています。全身の細胞は、このリンパ液に浸された状態で存在しています。
この細胞間リンパ液と細胞の間で行われる新陳代謝では、細胞から出た二酸化炭素や老廃物、異物などがリンパ液に含まれ、最終的に静脈やリンパ管に吸収されます。
血行が良くても、細胞間リンパ液の循環が悪いと、細胞に必要な栄養や酸素が行き渡らず、老廃物が十分に処理されないため、さまざまな症状が現れることになります。
この細胞間リンパ液の代謝に影響を与える要素の一つが、「筋肉」です。
細胞間リンパ液は、毛細血管から細胞の周りにしみ出すのですが、その間にある細胞と細胞の間の空間である「間質」の状態から影響を受けます。
この間質の広がりを助けるのが筋肉組織です。
筋肉が膨らむと間質が広がり、細胞間リンパ液が毛細血管から排出されます。その後、筋肉が収縮すると、老廃物を含むリンパ液が静脈やリンパ管に吸収されます。
一方で、筋肉が硬く緊張し収縮していると、間質が狭まり、細胞間リンパ液の代謝が妨げられます。だから、 首や肩、背中などの筋肉のこりは、血行を改善することが重要です。
しかし、血行が良くても、姿勢が悪く、たっぷっとした筋肉は、細胞間リンパ液の流れを妨げ、新陳代謝を阻害します。
筋肉のコリは、血行を改善するだけでなく、筋肉の緊張をゆるめ、細胞間リンパ液の流れを良くすることで改善されます。
※筋肉の緊張は揉んでも緩まりません。揉むのは筋肉の筋繊維を崩すこと。緩ますとは縮んだ筋肉を元の長さに緩ませて戻すこと。ここ大事!
また、打撲や骨折などの怪我では、炎症反応が起こります。この炎症が、細胞管リンパ液のしみ出しを促進し、患部の腫れを引き起こします。
一方で、腫れを早く治すためには、冷やして腫れを抑えるだけでなく、温めることで細胞間リンパ液の代謝を促進してダメージを受けた細胞の回復を助けることもできます。
また、むくみは、細胞間リンパ液のしみ出す量と吸収される量のバランスが崩れた状態で、皮下にリンパ液が溜まる状態です。
この原因には様々なものがありますが、その治療法も原因に応じて異なります。
むくみを改善するには、細胞間リンパ液の吸収を助けることで、改善することできます。
それには、緊張して硬くなった筋肉を緩めて柔軟性と動きを良くし、細胞間リンパ液の毛細血管からの出入りを改善することが重要です。
また、細胞間リンパ液の吸収の一部は毛細リンパ管から行われます。筋肉だけでなく、皮膚の下に存在する毛細リンパ管が硬くなっていると、リンパ液の吸収が阻害されます。
したがって、皮膚の硬さを改善し、毛細リンパ管からのリンパ液の吸収を促進させることも重要です。
これらから、細胞間リンパ液の代謝が身体のコンディションや健康に与える影響が分かります。
細胞の栄養と排出物の適切な循環は、健康な身体の機能を維持する上で不可欠です。
したがって、「姿勢の改善」、「適切な運動」、「鍼灸や施術」などで、細胞間リンパ液の代謝を促進する方法を取り入れることが重要です。
これにより、身体全体の調和が促進され、さまざまな症状や疾患を予防および改善することができます。
ということで、
今日も楽しく健やかに参りましょう(^^♪
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